Fish and chips
フィッシュ&チップスは白身魚のフライにポテトフライを添える。イギリスを代表する料理の一つでファーストフードとして親しまれ、長い歴史がある。
こないだの誕プレからシングルモルトにみせられて、あるチェーン店で3種テイスティングをしました。
マッカラン、ボウモア、白州。
ボウモアはラフロイグのようにスモーキーでしたが、すこし複雑で濃厚。
白州は薫りも味も日本のフルーティーなウイスキー。
マッカランが定評通りに素晴らしく、シングルモルトの女王、華やかなフレーバー、味は薫りとの違いがあって、柔らかくて気品ある美味しさだ。
どんなに格好つけても女王様には敵わない。
ハギスを供にいただきました。
いい気になって、もう1回、3種比べをしましたが、何だかよく解らなくなってきた。
選択肢が多すぎるとよくわからなくなる、ピアノ選びも同じだと思います。
次はフィッシュ&チップスを供にいただきました。
これ食べてるとイギリス行った気分になれるよね?とカナダ帰りの友人に言ったら、まあ空港とかフードコートでも食べられるんだけどね~ってマウントされた。
言わなきゃよかった・・・
その後にカラオケ行って、得意の歌でマウントしまくりました!!
Music Wire
後期フロイトによると、反復強迫は快感原則や現実原則よりも根源的。
人は嫌な経験や人間関係を何度も夢や行動で繰り返す。
そうして痛みを理解しようとする、とのこと。
話はピアノになりますが、弦が切れたときに張ることを張弦といいますが、その際に昔はチューニングピンを3回転以上廻して張弦していましたが、それだとピン板に負担がかかりピンが弛んでしまう。
ここ数年前からはコイルメイキングレンチというのを使うようになり、弦にコイル癖をつけることで、チューニングピンの回転を減らす。結果、ピン板の負担が軽くなります。
最近では、器用なピアニストさんも使用されているとのこと。
弦も反復強迫のように戻ろうとするし、張弦後はすぐに伸びて調律が落ち着くのに何年かかかります。
伸び代のあるうちがフレッシュで音も伸びます。
新品のピアノなどは弦が新しいので、いい音ですが調律はすぐに狂ってしまいます。
ご理解頂きたいところで御座います。
Texture
ラグジュアリーなソファーのように底突き感がなく、しっとり濃厚。
クリスタルな真綿で締め付けられたくなるような音色のハンブルクスタインウェイ。
クランチな音の粒子が和音にすると溶け合う、軽いが力強くてドライ。
変に繊細な音色を装わないのがクールでどこか解放感があるニューヨークスタインウェイ。
HBとNYどちらも重心が低く、ズシッとボディが地響きのように鳴り、しかも音抜けがいい。
以上は個人的な印象です。
ホロヴィッツは鼻にかかったピアノを好んだそうですが、NYは何となくそんな感じがするような気がします。
カーリーハードメイプルがNYの主用材とのことですが、それを材でチューニングハンマーを作って頂きました。
私には結構な贅沢品ですが最も身近な工具、こだわりたいものです。
チューニングハンマーで音が違うといってもかなり微妙です。
人間、手に持つ物の感触で気分が変わるせいもあると、私は思います。
日々の調律がより快適になったこと、音に映るのを願っております。