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ベートーヴェンの月光を弾くときは、ダンパーペダルを踏みっぱなし、何故なら当時のピアノ音は減衰が速い、云々と少し前のブログに書いてしまいました。

月光は1801年の作品ですが、ベートーヴェンはアントン・ヴァルターのフォルテピアノを所持していたと思います。

最近はYouTubeでアントン・ヴァルター使用の月光も簡単にみることが出来ます。

ダンパーペダルは普通に使っていました。
踏みっぱなしでは今のピアノと同様に音が混じってしまうと思います。

やはり、百聞は一見にしかずです。


YouTubeは時代楽器の演奏など、とても参考になるものが多く、エラールとプレイエルの弾き比べなど興味深いものばかりです。
いわゆるネットサーフィンで思わぬ掘り出し物がたくさんあります。


最近では、ソニア・ベルーソヴァ(Sonya Belousova)さんのプレイヤーピアノが面白かったです。

ピアノデザインも演奏も、自分の知らないところで、このくらい自由な発想があるのだなぁ、と思いました。

ピアノの未来に可能性を感じます。

リストのピアノ

リスト(1811~1886)の時代にピアノ楽器は88鍵になっています。

 

では、リストのピアノ曲とピアノ楽器との関係はどうでしょうか?

 

リストはあまりにも多作なので、すべて調べるのは大変な作業になると思いますが、ピアノで最高音c5を使った曲を私は知りません。

 

最低音A2を探すのは、それほど大変ではなく、ソナタh-mollにも出てきます。

 

私の探したそれぞれの曲の最高音は、ソナタh-mollはg4、メフィストワルツ1番はa4、超絶技巧練習曲のマゼッパはb4、荒々しき狩はh4、タンホイザー序曲の編曲もh4でした。

 

必ずしも楽器の鍵盤数いっぱいに使って、作曲するわけではないようです。

 

調律の仕事をしていると、何故だか全鍵使ってほしいと思いがちです。

 

c5を使っている、クラシックの有名曲を探しております。

ベートーヴェンのピアノで『エリーゼのために』は弾けない!?

ベートーヴェン(1770~1827)は生涯に3台のピアノを所蔵したようです。

 

初期1782~1802年頃
ウィーン ヴァルター製(61鍵 1F~f3)

中期1803~1816年頃
フランス エラール製(68鍵 1F~c4)

後期1818~1823年頃
ロンドン ブロードウッド製(73鍵 1C~c4)

 

 

1805年に書いた熱情ソナタはベートーヴェン自身が最高のソナタとみなしていました。
その頃に所蔵したピアノはエラール製のようですが、音量はあっても音色があまり気に入らなかったようで、ナネッテ・シュトライヒャーのピアノ(F1~f4)を気に入っていたようです。
この辺りに、ウィーン式アクション(シュトライヒャーなど)とイギリス式アクション(エラールやブロードウッドや今のピアノ)の違いが出ているのかもしれません。

 

その後、1809年に皇帝協奏曲を書きますが、最高音はf4。
1810年に書いたエリーゼのためにの最高音はe4。
所蔵のエラールの最高音はc4ですから、弾けません。
ナネッテ・シュトライヒャーのピアノのための曲のようにみえます。

 

その後、1818年にハンマークラヴィーアを書きますが、この音域がC1~f4。
当時に贈呈されたブロードウッドでは高音域が、お気に入りのナネッテ・シュトライヒャーでは低音域が足りません。

 

ボンのベートーヴェンハウスにあるコンラート・グラーフ製ピアノはC1~f4で弾ける音域ですが、ベートーヴェンに貸し出されたのは1826年のようです。

 

1818年、ハンマークラヴィ―アは、どのピアノで演奏されたのでしょうか?

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