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シングルモルト

 

先月、「今年の誕プレは何がほしい?」娘と息子から聞いてもらえたので、普段はなかなか手の出ないシングルモルトをリクエストしました。

ラフロイグはアイラ島の蒸留所でコンピューター制御の近代的な造り方とのこと。

スモーキーで角のない、甘い香りも味も全くないところが、とても格好いい。

マウリーツィオ・ポッリーニはdolceな音を日本の名調律師に求めたそうですが、果たして調律でドールチェやドライなどを表現出来るのかな?と思いますが、物は見よう、音は聴きようでしょうか。

調律師は味の違いがわかるのも大事、とかつて大先輩に言われたりしました。

さて置き、渋くて角のない格好いい大人になっていい年齢、どれだけ近づけたのだろう?

まだまだ後半は長いです!

ファニチャー

 

2013年以来、米資産家ジョン・ポールソンのピアノメーカー・スタインウェイ。
今は中国企業グループで買収を検討しているようです。
 

ピアノと家具は縁が深いようで、スタインウェイの創業者ハインリッヒは元家具職人です。

ピアノと家具は類似点があります。
床から白鍵上面まで72センチですが、多くのテーブルの標準高さも72センチです。

スタインウェイ最初のピアノはキッチンピアノと呼ばれています。
キッチンでピアノ製造をするとは何て凄いんだ・・・と思いますが、どうも本当にキッチンで製造したわけではなく、ライセンスや規制の関係で表向きにそう言ったとの噂もあり、定かではないようです。

ただ、この頃ドイツでのピアノは家で造るのが普通だったようです。

ピアノを弾くときには指を立てた方が良いとのアドバイスを頂いたことがありますが、鍵盤の高さはほぼ決まっているので椅子の高さ調整が大切になってくるのかもしれません。

ピアノ調律師の小説

 

村上春樹さんの短編小説、東京奇譚集『偶然の旅人』はピアノ調律師の物語です。

著者の知人がモデルとのこと。
私も同業者の端くれなので、興味深く読ませて頂きました。

私とは色々と違ったタイプの方なのですが、舞台が神奈川アウトレットショッピングモールなのが懐かしく、同じ所かどうかわかりませんが、以前にちょくちょく行くことがありました。
小説のようにカフェでディッケンズでも読めば、不思議な出会いがあったのかぁ・・・な~んて妄想できます。

勘違いな出会いでも、ポジティブにとらえていくところが素敵なところでした。

私は大してピアノを弾けませんが、「調律を専門にするようになってから、逆にピアノを弾くことが楽しくなった。」のセリフに共感です。
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    〒108-0071
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    TEL&FAX 03-3449-4880
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    代表 小林 弘児(こばやしこうじ)

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