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separation of powers

 

新型コロナの病自体と違ったところで懸念されているのは、三権分立の行政権が強くなり、GAFAと国家が手を組み監視が行き渡ること。
スペイン風邪やペストと類似するかのようですが、文明転換期におこる病ほどなのかどうかは、まだわからない。
もしそうならば2次感染は想像以上に酷いことになるし、文明転換期の病ではないのであれば、行政権の拡大、翼参が恐ろしい。
 
今年は1936年と干支が同じで日にちと曜日が同じ。1941年を連想していまうと怯えるばかりです。


世界的一流メーカーのスタインウェイは自動演奏付きピアノを販売していて、歴史的名ピアニストの演奏を聴けるとのこと。
高価格なスタインウェイは、いわゆる富裕層でないと購入が難しく、最近は趣味で弾く方々や若しくは置き物になっていまうことが増えているとのことで、自動演奏付きは時代のニーズに合っている。

ピアノ演奏を楽しむのには2種類あって、唯唯一流のいい演奏を聴きたいというのと、身内の演奏を我がことのように聴いたり、自分自身で弾いてみる、という方向の違うものがあると思います。
コロナ禍でコンサートがしにくくなり、プロ演奏はオーディオか自動演奏で聴くようになる一方、自宅で自分で弾いてみることは増えたようです。
鑑賞もいいですが、自分でPlayしてみるのは、より大切。
ある意味、いい方向なのだと思います。


第二次世界大戦期のアメリカは戦場にパラシュートで、政府支給のオリーブ色スタインウェイアップライトピアノを届けたそうです。
第三次になり、ドローンで自動演奏付きピアノが戦場に向かって飛ぶのを想像したくはありません。

ピアノは人々が平和につながる楽器であってほしいです。

Technician

 

ピアノにお墓がないのは何故かと考えると、結局は取り換えが出来るものと見なされているということで、人の場合は勿論、最近はペットのお墓もあり、取り換えが出来ないかけがえのない命、ということだと思います。

ちなみに霊魂は生まれ変わるという話になると、大抵はあの世があって生き返る、来世があるとかの話になると思いますが、この世の代償はあの世につながるみたいなことになって、この世の行いはあの世で恰も金融商品かのように精算される、霊魂は永遠で今世の身体は高性能アバターのようなもので、限りなく変身を繰り返す、みたいなことになると思います。
この世があの世で精算されるなら、この世はある意味で取り換え可能、無限にループするなかの単なる1回の人生でしかないかのようになってしまう。

逆にこの世が1回きりであると考えるなら取り換えは出来ない、良くても悪くても1回きり、ということになる。

キリスト教はあの世のことを言っているようですが、イエス自身はこの世のことだけしか言っていないようです。

ピアノは欧米で誕生したわけですが、イエスの影響が強いのか、キリストの影響が濃いのか、どちらなのでしょうか。

ただ、ピアノ技術者はピアノをキリスト的に考えることが多いし、イエス的に捉えてしまうと厄介なことになってしまうと思います。

CFⅡ

 

晩年のグレン・グールドは夏目漱石の『草枕』を愛読し、「二十世紀小説の最高傑作」と絶賛されていたとのこと。
『草枕』は、住みにくい人の世を芸術の力で打破できぬかと思案する青年画家の話ですが、古風な東洋趣味の小説というよりも、奇妙な小説。

『草枕』が書かれた明治39年は日本のピアノが誕生した頃で、山葉寅楠がアメリカにいった7年後くらい。
ピアノつくりはひたすら欧米の文物を学ぶことだったと思いますが、漱石は西欧的思考の根源的な矛盾を発見した最初の日本人。
『草枕』は普通の文学とは違って、何かを表現するというではなく、たんに多彩な言葉で織られた文章。「智に働けば角がたつ。情に棹せば流される。」の意味を探すべきではないのこと。

グールドは、コンピューターに優るエレクトリック・マシ-ンとご自慢のヤマハCFⅡで『ゴルトベルク変奏曲』再録音やブラームス『バラードとラプソディー』などを録音。
優れたエレクトリック・マシーンCFⅡでの録音は、どことなく人情があるかのように聴こえる演奏ですが、逆にそれ以前のスタインウェイでの録音はどちらかというと、ひたすら多彩な音で織られた「非人情」の演奏ように個人的には聴こえます。

「物は見様でどうにもなる、音はどうとも聞かれる、余裕のある第三者の地位に立てば面白い」です。
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