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黒船来航

 

日本最古のピアノといえば、シーボルトが持ってきたイギリス製Willam&Sonsです。
私も見たことがありますが、とても素晴らしい修復がなされております。


シーボルトといえばドイツの医師と紹介されることが多いようですが、実際はオランダが送り込んだ国際スパイのようです。

1828年に幕府禁制の日本地図を持ち出そうとし、地図返却を要請されたが拒否、出国停止処分ののち、国外追放処分されたのが有名な「シーボルト事件」です。

その後、1853年に黒船来航、シーボルトはアメリカ人ペリーに日本の国家機密情報を提供、ペリーは日本地図のコピーを持っていたそうです。


シーボルトはドイツ人ですが、オランダから派遣されています。

しかしピアノはイギリス製です。

オランダとイギリスの関係は深く、かの三浦按針もイギリス人でオランダに雇われています。

17世紀にそれまで世界覇権国だったスペインと英蘭プロテスタント同盟で戦い、その後イギリスとオランダは戦争もしていますが、貿易は盛んでした。
スペインの後にイギリスは世界覇権国になりますが、経済的に豊かなのはオランダだったようです。


私の好きなオペラ『ドン・カルロ』もカトリック・スペイン帝国からのプロテスタント・オランダ独立の話が出てきます。

そして日本にも、かなり関係があります。

日本の戦国時代、世界覇権国スペインのイエズス会フランシスコ・ザビエルにより布教という侵略、日本支配をされかかっているところ、その情報を三浦按針が徳川家康に進言し、家康はイギリスの大砲で大阪城を砲撃、オランダ、イギリスの力を借りて全国統一しました。

スペインイエズス会の侵略からはオランダのおかげで逃れましたが、そののち結局はオランダに国家機密情報を盗まれて、黒船来航で開国。

それからの文明開化のおかげで日本人もピアノが弾けるようになりました。

YouTube

 

ベートーヴェンの月光を弾くときは、ダンパーペダルを踏みっぱなし、何故なら当時のピアノ音は減衰が速い、云々と少し前のブログに書いてしまいました。

月光は1801年の作品ですが、ベートーヴェンはアントン・ヴァルターのフォルテピアノを所持していたと思います。

最近はYouTubeでアントン・ヴァルター使用の月光も簡単にみることが出来ます。

ダンパーペダルは普通に使っていました。
踏みっぱなしでは今のピアノと同様に音が混じってしまうと思います。

やはり、百聞は一見にしかずです。


YouTubeは時代楽器の演奏など、とても参考になるものが多く、エラールとプレイエルの弾き比べなど興味深いものばかりです。
いわゆるネットサーフィンで思わぬ掘り出し物がたくさんあります。


最近では、ソニア・ベルーソヴァ(Sonya Belousova)さんのプレイヤーピアノが面白かったです。

ピアノデザインも演奏も、自分の知らないところで、このくらい自由な発想があるのだなぁ、と思いました。

ピアノの未来に可能性を感じます。

リストのピアノ

リスト(1811~1886)の時代にピアノ楽器は88鍵になっています。

 

では、リストのピアノ曲とピアノ楽器との関係はどうでしょうか?

 

リストはあまりにも多作なので、すべて調べるのは大変な作業になると思いますが、ピアノで最高音c5を使った曲を私は知りません。

 

最低音A2を探すのは、それほど大変ではなく、ソナタh-mollにも出てきます。

 

私の探したそれぞれの曲の最高音は、ソナタh-mollはg4、メフィストワルツ1番はa4、超絶技巧練習曲のマゼッパはb4、荒々しき狩はh4、タンホイザー序曲の編曲もh4でした。

 

必ずしも楽器の鍵盤数いっぱいに使って、作曲するわけではないようです。

 

調律の仕事をしていると、何故だか全鍵使ってほしいと思いがちです。

 

c5を使っている、クラシックの有名曲を探しております。

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