周波数
近頃、ソルフェジオ周波数というのを見かけます。
1939年ロンドン国際会議による標準ピッチはすっかり悪者扱いで、良い周波数(ヘルツ)があるとのこと。
174安定、285促進、396解放、417変化、528DNA修復、639調和、741自由、852直観。
音階になりそうなのは、174へ、396ト、417嬰ト、528ハ、741嬰へ。
平均律a1ピッチにするなら、
174→438.44 396→444.49 417→441.79 528→443.99 741→440.59
全体に440以上のピッチです。
444に調律すると心地よいとの話もあるようですが、ピアノの場合は弦切れが心配です。
実際現場では、アコースティック楽器合わせだと弦切れしないよう、440指定もそれなりに多くあります。
また、少数点以下のピッチを計算上出しても、実際には温湿度変化や日光や照明が当たったりすれば、コンマ以下はすぐに変化しますし、インハーモニスティの計算は複雑化するので除外しています。
医療上?には音叉を使ったりするようですが、どこまで正確な周波数でなければならないかもわかりません。
ちなみに音叉を調律に使う人もいますが、温度変化の影響を受けやすいので、基音はデジタルチューナーなどでとるほうが正確であるとの見解が増えつつあるかと思います。
デジタル思考的なもので、ピッチ変化しやすいアコースティックな楽器にあてはめていくのは、あまり向かないように私は思いました。
肘
長らくしてきたやり方は習慣でなかなか変えるのは大変ですが、五十肩にでもなると切羽詰まってくるのでどうにかするしかありません。
調律するのに肘をつくかどうかは大きく二分するところで、単に良し悪しを言えるものではありませんが、長年してみると肩に負担があるのはelbow onではないかと。
身体の使い方で調律道具も違ってくるので、onなら柄の長いハンマー、offなら短いのが適していると私は思いました。
柄が長いと回転距離が長いぶん、精度を出しやすい感じがして、デジタルで観念的な調律をするかのよう。
短くすると回すのは重くなり大変なので、肘つきは難しくoffになりますが、体全体を使って回すようになり、大変でも肩の負担は減るかもしれません。
自分がつくりたい音の正解を探るかのようで、より感覚的になるかのようです。
また、offならUPよりGPの方がやり易いようにも感じます。
エレベーターやエスカレーターを多用するより階段の方が健康に良い、かの様になるかどうか。
どことなく、力強く芯のある音になるような気がします。
Heven&アース
ピアノの特徴は音色が透明だったり、明るい暗い、コロコロしてる、模糊、金属的キラキラ、低音が鉄的、深い浅い、色彩感、硬い柔らかい、あたたかいorクール、品位、太い細い、音速、オーケストラ的、などなど。
88鍵揃っているのが基本とか、それはつまらないとかありますが、各ピアノの特徴がどっち寄りかはあって、好みはわかれるところ。
全体を統一する地点かどの辺りにあるのかが其々違うようですが、「個と全体」と捉えてしまうのは還元し過ぎているので、聴こえてくるものだけを聴いて、それ以上の作り話には執着しないようにしなければなりません。
音楽がヴァーチャルリアリティであるのなら行きたい世界はそれぞれで、好きな曲がアクセスする鍵になる。
いろいろあるなか選んだのは不思議と縁のあるようで、受容体の楽器は広く深いものが理想かと。
ピアノの好みは、音によるものとタッチによるものに大別出来るように思います。
鍵盤の形やサイズはピアノ其々で、音以上に違いをもたらしますが、それほど注視されなくて、音の違いは特権的に注目されますが、タッチの違いは弾いてみなければわかりません。
天に向かうかのような観念は地を這う現実と二分する、人の気質が二分するかのように。
新海監督『天気の子』占い師によると、晴れ女は稲荷系で雨女は龍神系の自然霊が憑いている。
龍神の人は飲み物をたくさん飲むのが特徴、龍だけに水を求める。
稲荷系は勤勉でビジネスでも成功しやすいが、気の弱い所もあるのでリーダーには不向き、なぜか美男美女が多い。
天と地にわけるのは、故事付け過ぎでしょうか。