希望
今現在充実しているときに希望なんて言葉、思いつきもしない。希望という言葉を発するときは不満や絶望がある。「砂の女(4) 100分で名著から」
芥川賞作品は文藝春秋ならインタビューや選考委員のコメント付きだけど、単行本は読みやすくて先行販売。迷うところです。
私が今まで読んだのは、『岬』『限りなく透明に近いブルー』『蛇を踏む』『蛇にピアス』『インストール』『土の中の子供』『乳と卵』『スクラップ・アンド・ビルド』『爪と目』『コンビニ人間』『紫のスカートの女』『おいしいごはんが食べられますように』程度です。
全体にスッキリ気持ちよくというよりは、何ともいえないものを抱えながら現代を生きてみての読後感。
短編でさっと読めるようで消化しにくい。同じ文豪でも賞作品はわりととらえにくく、凝縮して謎めいている。
暗部をみない明るさで装いその場かぎりになるのでなく不満や絶望に直面し、探し宛て行き着いた節目で脱け出したばかりのところが結末で、絶望の向こうは爽やかだけど希望というほどには先行きがない。
ピアノ業界も一見行き詰まっているようでいて、次の時代に突入しているのかもしれません。
Air on the G string
なかなかコロナ渦から解放されず、行き詰まり感も日常化しつつある今日この頃です。
因縁からの解脱が仏道であるのかどうかはわかりませんが、嫌な思いをさせられることで因縁消除していけるという考え方があるようです。
また一方、幼年期からのトラウマや罪悪感を正確に認識することが、辛くても人生改革につながるともいえるらしい。
感情にも周波数があって、396Hzは罪やトラウマや恐怖からの解放とのこと。
平均律でA=444.5HzならG=396Hz。
春頃、442に調律されてるなら、夏の湿度でそろそろA=444.5Hzに上がってきているかもしれません。
今が弾き頃です!
ト調曲が良いのでしょうか?
417ヘルツ
幸せを感じるとき、脳内でオキシトシンが分泌されるとのこと。
417Hzはマイナスから変わる効果があると研究されているようです。
作今の基準ピッチはA=442Hzですが、長らく不幸になるピッチであると実しやかに言われてきました。
ところが平均律で調律すれば、半音下のAsは417Hzになります。
幸と不幸は隣合わせ。
単音で聴けば良いかもしれませんが、曲ではそうもいきません。
A=442は不吉なピッチであると思うのでなく、マイナスから変化する417も同時にあると思うだけでも良いイメージになります。
思い込みとヘルツ効果とどちらが有効かはわかりません。
気持ちよくピアノを弾きたいものです。
ともあれ、平均律をおすすめ致します。