コーヒー
コーヒーはカルディのマンデリンフレンチが好きで、家ではよくこれを飲んでいます。
ペーパーフィルター用と頼んで、豆を挽いて頂きます。
拘り派の方は、飲む直前に豆を挽くのが美味しいと聞きますが、私的には手間の割りにそれほどの違いはないと思います。
大きく違うのは、豆の量と湯の量の比率だと思います。
私は量りにのせて、一杯で豆12グラム、湯210グラムで淹れます。
コーヒープレスかペーパーフィルターとの違いでは、ペーパーフィルター派です。
コーヒープレスはコーヒーの油が残るので、濃くでるといいます。確かに舌触りはココア的なザラッと感があったりしますが、香りとスッキリ感でペーパーフィルターの方が好きです。
以前に、ガス焙煎もしてみていたことがありますが、ガス台がコーヒー豆のカスだらけになってしまうので止めました。
焙煎器具は手軽なものを自作で工夫して、まあまあ上手く焙煎出来ていたかと自己満足していましたが、なんせ匂いもスゴくて、換気扇を回したところで部屋じゅう匂いますのでオススメではありません。
よく焙煎したフレンチローストやダークローストが美味しいと思いました。
コーヒーは近代の持つ「目覚めている」感じと非常に相性がいいといいます。
コーヒー普及以前の、17世紀ヨーロッパにおける平均的な家庭のビールの消費量は、老若男女、子供まで入れた平均で、一人あたり一日三リットルもあったらしいです。
コーヒーのような覚醒作用の強い飲み物がヨーロッパに普及するのは、プロテスタントを中心に広がっていったようです。
プロテスタントはカトリックよりも遥かに禁欲的で、コーヒーを飲んで理性的に生きようとしました。
18世紀からはピアノの時代が始まるので、コーヒーの普及とピアノの歴史は重なり、また理性的、覚醒的であるところも似ていると思います。
19世紀後半あたりからのピアノをモダンピアノ、それ以前のピアノをフォルテピアノとわけて言ったりしますが、ピアノ発展史時代、近代資本主義やプロテスタントと密接な関係があり、その意味でコーヒーとピアノは性格が似ていると思います。
ピアノは19世紀後半には完成し、それ以上は音楽楽器としての進化はしていません。
ある時代、地域にだけ、何かが発展進化して、ある時に終わることがあります。
終わってみて、どうしてあの時代だけ発展進化したのだろうか?と初めて気が付くわけです。
時代背景などを見直すことで、煮詰まった状況に対する何らかの手掛かりを見つけられるのかもしれません。