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調律ルネサンス

 

ローマ・カトリックに対する反抗がルネサンスを生みました。

音楽史ではバッハの死んだ年である1750年を境にバロックからクラシック期になると言われています。
ピアノはクラシック期以降の音楽と関係が深いです。

西欧でクラシックと言うと、古代ギリシャ・ローマを暗示しているようです。

バロック期の音楽は幾何学模様のように抽象的でストイックに精神浄化します。
対してクラシック期は具象的です。古代ギリシャに由来する倍音律を復活させた和音は感情にシンクロし、そこに旋律をつけ、人間的な喜怒哀楽を開放する音楽になってきます。

このあたり、調律にも関係する話だと思います。

今の調律師は平均律で調律するのが一般的ですが、調律師によってオクターブの拡げる幅が微妙に差があったりします。
簡単にざっと言ってしまえば、オクターブ拡めなら派手目な開放感があり、オクターブ純正気味なら端正な感じになります。

ピアノの置かれる場所がホールなのか家庭なのか?ピアノコンチェルトやソロ、反対に伴奏に使用するのか?
更に、どのような時代の音楽を演奏するのか?
によっても適正が変わります。

調律師の好みや性格も関係します。
しかし調律師がいろいろと調律のやり方を変えたところで、結局はその調律師の音がするという説はあります。

オクターブの拡げ方だけでなく、単音でも調律師によって音の違いがあります。
ピアノは一音につき弦は3~1本ですが、調律が合っていても音は違います。
ピアノの音は減衰音だから違いが出る、という話もあります。
 

 

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