言語的隠蔽
世界的ソムリエはワインのイメージや感覚をすぐに言語化しないという話があります。
あえて言葉にしない方が、正しく認識出来るからのようです。
仕事柄いろんなピアノと出合うことがありますが、たしかに言葉はなかなか不自由なものだと思います。
硬い柔らかい、派手地味、明るい暗い、音が出る出ない、ありきたりの言葉ばかりが当てはめられてしまいます。
ほんとうに感じたものは、より複雑精緻、深くて繊細なのではないかと思います。
言葉にしていまうのは、とらえどころのない何かをデジタルに情報化してしまう、単純化してしまうことだと思います。
とは言っても言語化すれば、わかりやすく人に伝えることが出来るわけで、諸刃の剣なのかもしれません。